JA全農福島の中通り広域連合集出荷施設「あだたら美米蔵」では2日、視察研修を開催し、福岡県の福岡市農業総合対策協議会の委員らが訪れました。研修に訪れた同協議会は、JA福岡市や行政関係者、生産者らによって構成され、福岡市農業者の生産基盤強化と持続可能な都市型農業経営を図ることを目的に3年に一度研修会を開いています。
今回視察した「あだたら美米蔵」は、2022年8月にJAふくしま未来安達地区本部内に完成福島県産米の集荷拡大や安定した流通販売を目的に新設され、農家からの要望が強かったフレコン集荷にも対応できる米集荷施設となっています。
視察研修では、JA全農福島の職員が施設や集出荷の仕組みの説明などを行いました。同協議会会長でJA福岡市の鬼木晴人組合長は「今回の意見交換会が有意義な会となり、今後もお互いライバル意識を持って切磋琢磨していきたい」と話しました。
同協議会委員やJAふくしま未来、JA全農福島職員との意見交換会も開催。同協議会委員からは震災当時の状況や復興の歩み、集出荷施設のメリットなどを質問して理解を深めました。