当JA管内南相馬市萱浜地区の、八津尾初夫さんは被災地域で寄り添い合える場所を作ろうと、自宅の敷地に図書館をオープンさせました。南相馬市は東日本大震災・津波により県内最大の被害を受けていて、八津尾さんもその一人です。
初日の26日、近所の方々や農業の仲間など約20人が集まり、図書館の開館を記念しました。図書館は農業用ハウスに床板を張ったもので、知人に寄贈してもらったものをはじめ、子供向けの本や農業専門書など約200冊を手作り本棚に並べました。その他、テーブルや椅子も用意。地域の仲間が集まり、和やかな時間を過ごせる場となっています。
八津尾さんは「数日前に妻が夢に出てきて、図書館を開くことを話したら笑顔を見せてくれました。皆さんうれしいことや悲しいことなどいろいろあると思いますが、ここれで話して安らいでほしい」と話しました。
図書館の入館料は100円で、本の貸し出しや飲み物などを利用できます。
NHK福島放送にて放映されました。ご覧下さい。