あだち地域農業振興協議会は4日、本宮市のサンライズもとみやで第23回あだち地域農業振興大会を開催しました。同協議会は、JAふくしま未来と二本松市、本宮市、大玉村で構成されています。大会は3年ぶりに開き、魅力ある持続可能な農業の実現に向けての意識統一を図ることを目指しています。
生産者やJA職員、行政関係者など約150人が参加。同協議会会長を務める同JA安達地区の菅野寿雄役員代表は「大会を通して仲間の絆を再確認し、明日への農業の希望としてほしい」とあいさつしました。
大会冒頭には、同協議会から2市1村の社会福祉協議会3ヶ所と子ども食堂8ヶ所に農産物の贈呈式を行いました。代表として本宮市社会福祉協議会の芦間則行会長とこころ食堂の横田あやのチーフが登壇して米60㌔とじゃがいも10㌔を贈呈しました。贈呈を受けた芦間会長は「とてもありがたい。今後の協議会の活動に役立てていきたい」と感謝の言葉を述べました。
その後、福島県観光物産館の櫻田武館長が県内外での福島県産の農畜産物の販売で感じたことについて講演。JA全農米穀部事業企画課の藤田修一課長が昨今の米を取り巻く情勢について講演しました。研究活動発表では、2020年8月に設立した本宮若手農業団の國分進一さんと渡邊琢哉さんが設立の経緯や本宮市の農業発展に奮闘する活動について発表しました。
帰りには消費拡大の取り組みとして、来場者に牛乳とおにぎりを手渡しました。