当JA伊達地区本部は、営農指導員の資質向上に重点的に取り組んでいます。管内の主力品目であり、1月31日に「地理的表示(GI)保護制度」に登録された「あんぽ柿」の原料となる柿栽培に力を入れ、ブランド力強化を計ります。
7日には、伊達市の柿の圃場(ほじょう)で剪定(せんてい)の研修会を開きました。
経験年数5年以下の若手指導員が対象で、時期ごとの管理作業を学び、技術力・指導力向上を目指します。
JAの若手指導員と果樹担当指導員13人が参加。県北農林事務所伊達普及所の小野勇治主査、JA同地区営農経済課の佐藤悠左営農指導員トレーナー、圃場主でJA「農の達人」の宍戸里司さんが講師を務めました。
佐藤トレーナーは、剪定の基本や農家指導のポイントを説明し「生育に合わせ、適期の栽培管理・指導を行ってほしい」と呼び掛けました。
宍戸さんは「労力を抑えるように剪定することがコツ。生産者に寄り添った営農指導を行ってほしい」と話しました。
同研修会では、モモなどの主力品目も含め、栽培管理を学ぶほか、防除や施肥について学習会を行っています。