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福島大学髙田准教授ベトナム果樹生産連携締結

2023.01.27

 福島大学食農学類の髙田大輔准教授はベトナムにおける果樹生産に関して連携を締結しました。髙田准教授は果樹園芸学を専門とし、果物栽培から遺伝子解析、食味・品質調査等、技術開発やローコスト化について研究しています。

 ベトナムでの果樹栽培は現在発展途上で、桃はかなり硬く熟しても柔らかくなりにくく、甘さは控えめです。ベトナムではかねてより桃生産実証研究事業を進めていて、2022年11月髙田准教授が同国を訪問。国立農業遺伝学研究所(AGI)並びにTHANH PHAT CONSTRUCTION社との間で果樹栽培に関する生産性向上、同省での新規作目の試験栽培に関して連携を進める基本合意書を締結しました。髙田准教授はベトナムでの桃、柿、柑橘に関する生産の取り組みをサポートします。

 同事業は髙田准教授がベトナムへ桃を持ち込んだことがきっかけで、同国より栽培したいとアプローチがあり、22年8月同国中部高原のコントゥム省知事、副知事など視察団が来県し、当JAの桃選果場や管内の桃畑を見学しました。

 髙田准教授は今回の訪問で、桃の主力あかつき・日川白鳳の生産をサポートする予定で、同国ベトナム果樹園で試験栽培に着手しました。髙田准教授は「ベトナムでの生産試験は、同国での生産量の増加のみならず、日本国内での温暖化と果樹生産の関係性を解明する意味合いも強い」とします。

 髙田准教授によると、ベトナムでの桃とぶどうの販売用輸出が解禁される見込みです。髙田准教授はベトナム、シンガポール、香港などでの桃に対する嗜好性調査なども含め、3月ベトナムを訪れる予定となっています。

 

  

 

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