JAふくしま未来岩代営農センター管内では、春の味覚「タラの芽」の出荷最盛期を迎えています。当JA安達地区やさい部岩代支部タラの芽生産部会の山崎清典部会長(64)のハウスでは、1月上旬から収穫を開始。年間約800㌔を目標にタラの芽を生産し、今年で栽培から15年目を迎えます。
山崎部会長は、約50㌃のほ場でタラの原木を栽培しており、伏せ込み後一ヶ月ほどで芽が約5㌢に生長するまでハウスで管理します。収穫適期となったら原木と芽をナイフで切り離して出荷しています。
タラの芽は収穫までの温度管理と換気が重要です。山崎部会長のハウスでは、並べた原木の下に水を張り、電熱線を使用して室温を10℃から18℃に保ち、春先は温度が上がりやすいことから特に気を付けています。タラの芽のオススメ料理は、薄い衣で揚げた「タラの天ぷら」で、「タラの芽ご飯」やパスタに添えるのもオススメです。
山崎部会長は「タラの芽は鮮度が重要。収穫後は乾燥や高温を避け、出荷まで手早く作業している」と話しました。タラの芽の収穫は4月下旬まで続きます。