当JA管内の本宮市にある「名郷糀(こうじ)屋」は、形が悪く出荷できないイチゴを使用した甘酒「極み 兎甘酒」を製造しました。同店ではこれまで、県産米「福、笑い」を使用した甘酒を発売。フルーツを使用した甘酒は今回が初の試みです。
同店の国分顕一郎さん(34)は「SDGsに繋がる取り組みを探し、なおかつ地元の農産物PRにもなれば幸い」と話します。
甘酒に使用するイチゴは、安達郡大玉村で唯一イチゴ栽培をしている渡辺正典さん(51)から仕入れたイチゴ「とちおとめ」。試飲した渡辺さんは「イチゴ本来の味が感じられてとても美味しい」と話しました。
フルーツを使った甘酒は、温度感度が難しく、作業も増えることから、通常の甘酒より3時間ほど作業時間がかかるといいます。また、イチゴが一番美味しい1月から3月の期間しか作れないため、2カ月間限定の販売となります。
国分さんによると「渡辺さんの作るイチゴは味が濃く、飲みやすい甘酒になっている」と話します。
「極み 兎甘酒」は1月27日より500本の限定発売です。