ふくしま土の会は8日、福島県相馬郡飯舘村で土壌研修会を開きました。同会は、全国土の会の下部組織で、県内各地の農業関係者で構成されます。農業生産者が生産基盤となる土壌の性質を理解し、適切な土壌改良と施肥管理により高品質な農産物の生産を行い、環境保全に配慮した農業を推進します。
研修会は、会員や関係機関など28人が参加。同村の圃場で現地研修を行った後、当JA飯館総合支店で座学を行いました。
JA全農福島農業技術センターの三浦吉則技術常任参与は水稲、畑作、果樹、花き等の減肥基準の策定について、福島県生産環境部・作物栄養科の菊地幹之科長は、県内水田土壌養分の実態について説明しました。
全国土の会の後藤逸男会長が、モモせん孔細菌病の発病と土壌化学性との因果関係の調査などについての講演を行いました。