当ＪＡ管内にある福島大学では、コロナ禍によって生活が困窮している学生への生活支援として食料品や生活用品の配布を行っています。６日、同大学内で学生らに新米を贈呈しました。今回贈呈した米は、福島市の認定農業者である難波憲吾さんが生産した水田環境特Ａ米９０㌔で今回が２回目の贈呈となります。

　難波さんは２０１９年に水田環境が非常に優れている「特Ａ」の認定を受けており、福島県内で４例目です。以前から同大学と親交があり、自ら生産した米を大学内の機械で成分を検査していました。大学と交流を深めていく中でコロナ禍によって学生らの生活が困窮していることを知り、昨年から米を贈呈し、昨年贈呈した米が大変好評だったことから今回も贈呈に至りました。

　新米を受け取った同大学食農学類自治会「学鴇会」２年生の大内樹会長は「頂いたお米を炊き立てのご飯にして食べて学生生活を頑張っていきたい」と今後の意気込みを語りました。難波さんは「食べ物は人間の基本。学生は夢と希望があるので、このお米を食べて勉強に励み、健康に留意して過ごしてほしい」と話しました。