あんぽ柿発祥の地福島県伊達市梁川町五十沢で大正11年に硫黄燻蒸技術が確立され、翌12年あんぽ柿出荷組合が設立。令和4年、あんぽ柿の出荷開始から100年を迎えました。
当JAは6日、あんぽ柿100周年記念式典を飯坂温泉摺上亭大鳥で開き、内堀雅雄福島県知事やJA福島五連管野啓二会長、行政機関、市場各社など関係者ら約120人が節目の年を祝いました。JA共済の地域貢献活動の一環。
伊達地区あんぽ柿生産部会の佐藤孝一部会長は「震災・原発事故の加工自粛から出荷再開し10年目。発祥の地として産地完全復活に向け、先人たちの想いを後世に繋いでいきたい。消費者へ美味しいあんぽ柿を届けられることを喜びとしさらに邁進していく」あいさつ。
内堀知事は、大好きなあんぽ柿カラーのネクタイを身に着けてきたことを話し、「100周年記念式典の開催を機に、次の100年に続く産地の発展に向けて全力で応援していきたい」と力強く語りました。
式典では、伊達地区営農経済担当の渡邉弘克部長が「あんぽ柿100年の歩み」を紹介。また、「『伊達のあんぽ柿』PRと産地の未来図について」と題し、同JAやさい・くだものPR大使長沢裕さん、同部会五十沢支店支部の佐藤潤哉支部長、担い手代表の宍戸洋平さん、須田淳一常務らによるトークセッションを行い、あんぽ柿に対する熱い想いを語り合いました。
また、冒頭には伊達地域のあんぽ柿生産振興に長年にわたり尽力された功労者や企業へ、三津間一八専務より感謝状と記念品が贈られました。