当JA伊達地区本部は29日、郡山市の福島県農業総合センターで蔬菜担当指導員の資質向上研修会を開きました。同研修会は今年度10回目。これまで座学や管内圃場での研修だったが、今回県の研究機関を訪れ県内の状況や研究成果への理解を深めました。
同センターの大竹祐一科長、柳内柚香研究員が講師を務め、営農指導員など9人が参加。夏秋キュウリ栽培の近年の課題、高温抑制方法・少量培地を活用した栽培方法の研究、アスパラガス促成栽培技術の研究、イチゴ栽培上のポイント・注意点などを座学で学びました。イチゴについては、福島県が20年ぶりに開発したオリジナル新品種「ゆうやけベリー」について説明を受けました。その後、圃場へ移動し、アスパラガスとイチゴの試験栽培ハウスを見学しました。
参加した指導員は、試験栽培による病害虫の発生状況や露地栽培の場合の検証等について質問を投げかけるなど、熱心に研修を受けていました。
同地区菅野寿樹営農指導員トレーナーは「当管内の主力品目を学習する貴重な機会になったと思う。営農指導員の資質向上に寄与できるよう、今後も研修会を企画していきたい」と意気込みました。