当JAあんぽ柿加工選別包装施設「あんぽ工房みらい」で31日、令和4年度産あんぽ柿の加工作業が始まりました。同施設は4年度、加工数量前年対比140%の300㌧を計画します。菊池洋介センター長によると「原料柿に一部で変形果が見られるものの、全体的には豊作で原料柿の品質は良好」です。
当JAはあんぽ柿発祥の地である福島県伊達市梁川町五十沢を管内に有しています。あんぽ柿は「五十沢枯露柿出荷組合」の設立により出荷が開始され今年で100周年。また、東日本大震災・原発事故の影響で加工自粛を余儀なくされ産地存続の危機に立たされたましが、除染や体制整備により加工再開を果たし、今年で再開から10年目を迎えます。
初日、原料柿「平核無」約5㌧の加工作業を実施しました。これから約2週間程度乾燥させ、11月中旬、北海道や県内、京浜地区へ初出荷します。
原料柿主力品種「蜂屋」は11月中旬頃から加工作業が始まり、12月上旬頃から出荷開始。ピークは12月中旬頃迎える見込みで、同施設での加工作業は2月上旬頃まで続きます。