JAでは近年増加する、インターネットバンキングを不正利用した詐欺事案の未然防止に取り組んでいます。3日、当JA飯坂南支店は福島市の福島北警察署でインターネットバンキングのなりすまし詐欺を未然に防いだとして、感謝状を受け取りました。
今回の事例は、70代の被害者宅へ市役所職員を名乗る者から電話があり、「還付金がある。これからJA職員より連絡があるから口座番号と暗証番号を教えてほしい」と連絡がありました。その後、JA職員を名乗る者に個人情報を教えてしまい、第三者が不正にネットバンクを開設しました。
当JAでは内部ルールにより、ネットバンク開設者に御礼の連絡を取っています。同支店金融共済課の郡司尚也課長が被害者へ確認のため連絡を取るが不在。ライフアドバイザーの加藤曜さんが被害者の圃場に出向き、被害者と話したころ、「身に覚えのない」と回答したため詐欺が発覚しました。
同署の大河内秀崇署長は「未然に防いでくれて大変感謝している。今後も詐欺防止に努めていただきたい」と感謝の言葉を述べました。同席した金融部の佐藤忠夫部長は「暗証番号を訪ねる電話は詐欺だと疑ってほしい」と呼びかけました。