JA全農福島は8日、本宮市の当JA安達地区本部の敷地に建設した中通り広域連合集出荷施設「あだたら美米蔵(うまいぞう)」の竣工式を開きました。
同施設は、農業倉庫の老朽化による収容力不足の解消を図り、県産米の集荷拡大や安定した流通販売を目的に新設。農家からの要望があったフレコン集荷にも対応できるインフラ整備も備わっています。施設は鉄骨造平屋建で、建築面積5千124・72平方㍍、倉庫面積3千729・66平方㍍。低温倉庫4室、トラックレーン2室で検査室も併設し、米の最大収容力は8千981㌧となっています。
同日には、JA全農福島や同JA役職員、施工業者ら45人が参加し、JAふくしま未来の数又清市組合長らが玉串奉てんとテープカットを行って施設完成を祝いました。その後、施設の内覧会を行い、施設の説明を出席者に周知しました。
全農福島県本部の渡部俊男県本部長は「このあだたら美米蔵が10年、20年その先も地元の農家さまに必要と感じていただけるような施設にしたい」とあいさつしました。