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JAふくしま未来のれん分け方式 二本松市で就農目指す

2022.09.06

 持続可能な農業実現に向け取り組む当JAは、新規就農者確保と支援体制づくり強化のため「JAふくしま未来式『のれん分け方式』」を展開しています。就農しやすいJAを目指します。

 2022年度よりスタートした取り組みで、市町村、県北農林事務所と連携し新規就農支援に乗り出します。上半期で新規就農者相談数が63件、研修受け入れが14件にのぼります。

 二本松市の斎藤慎也さん(45)は、斎藤敏昭(37)さんを研修生として受け入れます。慎也さんは15年目の農家で、きゅうりを1.6㌶、ネギを80㌃栽培しています。

 敏昭さんは二本松市出身で、就農のきっかけは「祖母との家庭菜園がきっかけ。農業は身近にあったし、楽しそうでやってみたいと思っていた」と話します。

 敏昭さんの研修は22年4月からスタートしました。慎也さんのもとに通い、消毒や仕立て方など、きゅうりの管理作業を学び、現在収穫作業にあたっています。6日の収穫本数は約11,000本。ピーク時は22,000本を収穫しました。

 敏昭さんは今後、市内で土地を探して、きゅうりをメインに就農を目指します。ゆくゆくはハウス栽培にも挑戦する考えで、「大変なこともあるけど楽しいし、教えてくれる方がすぐそばにいるのは頼もしい。補助金なども活用しながらやってみる」と意気込みます。

 慎也さんは「意欲がある人がきてくれることはありがたい。本人のやる気次第でなるようになる」とエールを送りました。

 当JAでは研修先の農家からの技術継承を含め、就農までの3年間、そして3年目以降も営農継続ができるよう、段階ごとに支援を手厚くします。

 

 

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