伊達市立大田小学校は2日、夏秋きゅうり日本一の産地である地元農業の体験学習を実施しました。地域農業に関心をもってほしいと伊達市役所が今年度から取り組みを始めました。
児童らはまず、JA伊達地区きゅうり生産部会の佐藤清和部会長の圃場を訪れました。佐藤部会長からきゅうりの育て方やきゅうりの収穫の仕方を教わり、1人1本ずつ収穫体験をしました。佐藤部会長は「安全安心で新鮮な野菜をみんなに食べてもらいたいという思いで作っている」と話しました。
その後、JA東部広域共選場で共選作業を見学。児童らは様々な質問を投げかけながら、きゅうりの選別方法や詰め方などを学びました。
見学後、JAより給食用にきゅうりを贈呈。贈呈式では、伊達地区本部の菅野栄寿本部長と同地区渡辺弘克営農経済担当部長が代表児童にきゅうりを手渡しました。
体験学習の最後には、同地区給食センター栄養教諭が栄養に関する授業を実施。児童たちはきゅうりの収穫から選別、食するまでの工程、体に入ってからのはたらきなど、農業と食の関わりを肌で感じました。
参加した児童は「きゅううりがなっているところは初めて見たけど、おもしろかった。つけものにして食べたい」と笑顔で話しました。