当ＪＡ管内の相馬市で特産の秋の味覚「ナシ」の出荷が始まりました。２２日、同市の磯部共選場では、５４０㌜のナシを作業員２８人が選果や箱詰め作業に汗を流しました。

　場長の佐藤安男さんは「好天に恵まれ、例年より糖度や玉張りは上々の仕上がり。相馬の梨を食べて、季節を感じて欲しい」とＰＲしました。

　同市では、３月に発生した福島県沖地震で最大震度６強を観測。生産者の多くが被災し、片付けや修繕に追われる中、特産のナシを守り生産を続けてきました。

ＪＡの担当者は「今年のナシは数量が豊富で糖度はとても甘くおいしく仕上がった。是非多くの消費者に食べてほしい」と呼びかけました。同共選場での幸水の出荷は１万２５００㌜を計画しており、同市の梨は幸水を皮切りに豊水や新高など１０月下旬頃まで出荷されます。