フルーツ王国ふくしまのナシの名産地萱場地区を管内に有する当JA福島地区管内で、ナシ「幸水」の本格出荷が始まりました。17日から早熟果、19日から正常果が開始しました。令和4年産の出来は上々。同地区では4年度ナシ全体で前年対比約133%の2,500㌧の出荷を目指します。
萱場梨は明治19年、萱場地区にナシの木を植えたことが始まりで130年以上の歴史があります。日本百名山にも選ばれる吾妻連峰の麓に位置し、水はけの良い大地と高温多湿な気候により、全国でも稀にみる柔らかく繊細な肉質と味の良さが自慢です。
初日、福島市の庭坂共選場では幸水808㌜の共選作業が行われ、関東方面中心に出荷されます。
担当の吾妻営農センターの齋藤大史さんは「長い歴史の中、変わらぬ美味しさを守る先祖代々受け継いだ農家の想いを、ぜひ味わってほしい」と話します。
今後、幸水は8月末にピークを迎え、9月上旬頃まで出荷が続きます。豊水は9月5日頃から出荷開始予定です。