二本松市で15日、極早生品種「五百川」の稲刈りが始まりました。今年は、6月の低温が心配されましたが、7月の高温によって出来は良好で、昨年より4日早く収穫が始まりました。同品種は2003年に「コシヒカリ」の突然変異種として県内で発見され、10年に品種登録されました。「コシヒカリ」よりも1ヶ月以上収穫時期が早いのが特徴です。
同市の安斎孝行さん(68)は同日、丹精込めて育てたコメ「五百川」30㌃を収穫しました。安斎さんは「今年も品質の良いコメが出来た。皆さんに早場米を食べて季節を感じてもらい、元気に過ごしてほしい」と笑顔で話しました。
収穫された「五百川」は今後、放射性物質のモニタリング検査と農産物検査を行い、JA農産物直売所「こらんしょ市二本松店」で販売される予定です。