福島県知事が皇室や宮家へ献上するモモの選果・箱詰式が1日、桑折町のJAふくしま未来桑折総合支店で行われました。同町産のモモ「あかつき」の中から180個を厳選し、天皇陛下へ最高品質のモモを献上します。
1994年から県の指定を受けて桑折営農センター管内のモモが29年連続で選ばれました。同町の生産者がその日の朝に収穫したモモ「あかつき」約24万個を、JA桑折共選場の透過式光センサー選別機を使い糖度、大きさ、着色を選別。さらに階級15玉の大玉で糖度12度以上の桃を600個選出しました。この日の平均糖度は13.2度と非常に良質な出来でした。
当JAもも生産部会員や当JA役職員らは600個の中から、形状や着色の良さ、熟度、傷の有無などを見極め、最高品質の桃を献上桃として厳選しました。
式典には、当JAの数又清市組合長や髙橋宣博桑折町長、亀岡偉民衆議院議員ら関係者14人が出席。数又組合長は「糖度・大きさ・色の3拍子揃った最高の出来。29年連続、献上桃の産地として素晴らしいモモを届けたい」と挨拶しました。
厳選された献上桃は、傷まないようネットをかぶせ、専用の白い箱に15個ずつ丁寧に詰められました。12箱分(1箱5キロ)が2日に宮内庁に届きます。