福島県とJA全農福島、JAふくしま未来は27日、同JA管内産モモの輸出便出発式をJA湯野共選場で開催しました。
輸出は26日から始まっており、今年度は東南アジアを中心に県内産モモを約42トン輸出する計画。凍霜害の影響が非常に大きかった昨年と比べると約3倍の出荷量となります。
東日本大震災が発生した2011年は放射性物質への不安感から海外は県産農産物の受入を一切停止。2012年から県とJAは新たな販路を確保し輸出を再開しました。
海外での県産モモは、特に富裕層からの人気があり、年々需要が高まっています。
出発式には県やJAの関係者ら約20人が出席。同JA営農部の高橋弘部長は「今年のモモは、大きさ、色、糖度の3拍子揃った申し分ない出来だ」と話しました。その後、出席者らによるテープカットを行い、モモ約1トンを輸出しました。