福島県の内堀雅夫知事は１５日、ＪＡふくしま未来管内で起きた降ひょう被害で、特に大きな被害を受けた農家を視察し、農家と同ＪＡの数又清市組合長と意見交換をしました。

福島市大笹生で油井亮司さんが経営するナシ園地と、福島市飯坂町で菅野賢蔵さんが経営するリンゴ・モモ園地を視察しました。農家は内堀知事に、降ひょう被害による影響で園地内のほぼ全ての果実に傷が付いたと説明しました。内堀知事は「傷の付いた農産物でも、ワケあり品や加工品などで販売できる体制を整える。ワケあり品でもフードロスを促進したい」と話しました。

被害のあった果樹農家は「今年は果実の出来が良かっただけに、残念でならない。キズの付いた果実でも味はおいしいので、出来るだけ皆に食べてほしい」と話しました。数又組合長は「被害にあった果実が少しでも多く販売できるように、サポートしていく」と話しました。