当JA福島地区は2日、「農の達人」による桃の仕上げ摘果講習会を福島市の桃畑で開きました。豊富な知識・技術を持つ中核農家の指導により、生産者の技術向上を目指します。
農の達人は、当JAが2017年から始めた認証制度。農業構造が大きく変化する中、農業者の所得向上を目的に、長年の経験と豊富な知識を有する地域の中核農家を作物別技術員として委嘱します。実践的な指導支援や営農指導員への指導補助により、農業技術の継承・向上を図ります。
令和4年度は、桃、キュウリ、花き、米などJA基幹8品目、15人が農の達人に認定されています。今後JAでは、地域全体での農業技術向上のため6年度までに28人への拡大を目指しています。
2日に開いた講習会には生産者70人が参加しました。農の達人の樅山和一郎さんが講師を務め、桃の仕上げ摘果を指導しました。
樅山さんは「今年は平年より双胚果の発生が多い。一つ一つの果実形状を確認しできるだけ正常果を残すよう心掛けよう。また、最終着果量にするのは7月の修正摘果、今回の作業では20%増しの着果量にしよう」と呼び掛けました。