当JAは、JA都市農村交流全国協議会主催の第3回「JA都市農村交流優良活動事例表彰」で最優秀賞を受賞しました。東日本大震災後、児童の心のケア、農業への理解・関心を深めるため「花育授業」をスタート。コロナ禍でも動画配信を取り入れ工夫し取り組みを進めています。
表彰は、JAを含む協同組合間や地域内外の他組織との連携による交流活動で成果を上げたJAを選出します。第3回の対象期間は平成31年1月~令和3年10月。
当JAは福島県花卉振興協議会と連携し、管内の小学校を対象に日本の伝統文化や地元産業への理解を深め、花の消費拡大・販売促進を図る「花育授業」を展開。参加した児童は11年間累計で約1万5千人に上ります。
平成23年東日本大震災・原発事故により児童らが、農業体験ができない時に「花なら使用できるのではないか」「花に触れ癒しの時間を共有することで震災の心のケアにもなるのではないか」という想いにより同取組を始めました。年々実施数を増やし、令和3年度は管内87の小学校、約3,500人の児童を対象に実施しました。
24日、JA本店で表彰式が行われ、JA全中JA改革・組織基盤対策部の立川満さんが表彰に訪れた。数又清市組合長は「生活環境や家庭環境が変化し自然との関わりが薄くなってきている中、花育・食育を通して感じるいろいろな想いはこれから役に立つと思う。家庭の会話の中でJAに目を向けてもらう機会を増やしていきたい」としています。