当JA福島地区なし専門部会は12日、梨の予備摘果指導会を管内10ヶ所で開きました。本年産は、積雪の影響で作業が遅れ気味になっている中、気温が高く推移し開花が急速に早まったことでさらに作業に追われています。摘蕾が十分に行われず着果が多く、収穫時小玉傾向になることが予想されるため、適正着果量を呼び掛けます。
管内の満開日は、代表品種「幸水」で平年より3日早く、「豊水」で平年より2日早くなりました。収穫は幸水が8月中下旬、豊水が9月上旬と見込まれます。
福島市水保地区で開いた指導会には、栽培者10人が参加。吾妻営農センターの岩﨑圭佑さんが気象概況や生育状況、着果管理について説明。その後、同センター矢中竜平さんが摘果の実技指導をしました。矢中さんは着生部位による果実の特徴を説明。縦長で肥大のよい果実、果梗が太くて長い果実、太くて果そう葉が多い果台の果実を残すことを呼び掛けました。