福島市の旅館「摺上亭大鳥」では１１日より、宿泊者を対象に福島県産の農産物を使用した朝食バイキング「おおとり農園」を開園しました。この取り組みはＪＡ福島五連が主催し、ベジファーストをテーマに、福島県産の農産物を県内外に発信し、県産物を手に取るきっかけを図ることが目的です。

　１０日、オープンセレモニーを開催し、ＪＡ福島五連の菅野孝志会長や福島県の井出孝利副知事、福島市の木幡浩市長やＪＡ役職員など２５人が参加しました。セレモニーは２部構成で開催し、第１部では同農園の概要説明や同旅館の赤井圭三総料理長がおおとり農園の料理説明をしました。同農園では、ＪＡグループの野菜を中心に生野菜や温野菜、チョップドサラダなど野菜の種類を豊富に提供します。また、見どころは野菜を多く使用したカレーバー。福島牛を使用した大鳥カレーやバターチキンカレーなど数種類のカレーが楽しめます。

　第２部は県内５ＪＡによる農産物のＰＲを行いました。当ＪＡは農産物ＰＲ隊「ＪーＦＡＰ」による同管内主力品目であるモモのＰＲをしました。中でも同管内の主力品種である「あかつき」は大玉で、香りがよく、甘みと酸味のバランスが特長です。

　菅野会長は「摺上亭大鳥とＪＡグループが連携して県内の農産物の魅力をＰＲしていきたい」と語りました。