当JA伊達地区本部は、若手の営農指導員資質向上研修を毎年開催しており、年に5回開いています。10日、伊達市霊山町のほ場で同研修会の第2回目となるモモの予備摘果研修会を開催しました。同地区管内では、主力品目であるモモの栽培指導の強化を図っており、経験年数5年以下の若手指導員6人がモモの予備摘果を学びました。
研修会では、同地区営農経済課の佐藤トレーナーが生育状況や摘果の目的、今後の管理について説明。また、病害虫対策についてのポイントとして、せん孔細菌病のせん除徹底と、気象状況により害虫の発生時期が変わるため、防除が遅れないように注意することなどを呼びかけました。その後、同指導員らが2班に分かれて予備摘果作業の実践を積みました。
佐藤トレーナーは「今後乾燥や、急激な土壌水分の変化によって樹にストレスがかかり核障害の発生が懸念されるため、適宜かん水を実施し、品質のよいモモ栽培を行ってほしい」と話しました。