「献上桃の郷」として知られるJAふくしま未来伊達地区桑折営農センターは2日、新規就農予定者と就農5年未満の栽培農家を対象に栽培講習会を開きました。JAの主幹品目である桃の生産振興と出荷数量、品質の底上げを図ります。
桑折町の園地で開かれた講習会には地域の桃農家と受講者18人が参加しました。同営農センターの菅野亮一営農指導員が予備摘果作業などを実演し、注意点を説明しました。
昨年度から開かれている同講習会は、肥料農薬の基礎知識などを学ぶ講習と、摘蕾や摘果、剪定などの技術を身に着ける実技の他、農業経営に必要なマネジメントなどのさまざまなプログラムを設け、桃の栽培工程に合わせ、年間を通して10回の開催を予定しています。
将来は果樹農園の経営を目指している福島大学4年生の鹿野剛志さんは「講習会を通して肥料や病害虫防除の知識を深めることができ、とても有意義な時間となった」と述べました。