JAふくしま未来の吾妻育苗センターと飯野育苗センターが5日から稼働を開始しました。今年は苗約8万枚を生産者に供給する計画で、4月下旬まで播種作業が続きます。
吾妻育苗センターの開所式には、JA役職員や作業員など約30人が参加しました。JAの永澤信弘福島地区役員代表は「先が見通せない状況ではあるが、JAとしてしっかり指導しながら進める。農家の収量を上げられる良い苗作りを行っていこう」と呼び掛けました。
開所式後、今年最初の播種作業に取り掛かかりました。消毒をし、少し芽を出させた種籾をレーンで播き、出芽室で3日程度置き、芽を出させます。芽を出し終えたら緑化ハウスで白い芽から緑の苗にします。この緑化苗をさらに外気にさらし管理することで硬化苗にします。
今後、同センターでは1日最大4,000枚を目標にコシヒカリ、ひとめぼれ、天のつぶ、ふくひびき、こがねもちの5品種の播種を行い、緑化苗や硬化苗を生産します。