当JA福島地区本部は17日、福島市のリンゴ園地でリンゴのHTS苗木の剪定講習会を開きました。省力化と収益性向上を図り、低コストで高品質の果実栽培を目指します。
HTS苗木とは「ハイブリッド・テクニカル・システム」の頭文字の略称。根本に丸葉台、中間にわい性台を使用して品種を接ぎ木する苗木で、凍害や湿害に強く、良質なリンゴの生産が可能な栽培方法です。
講習会には生産者やJA営農指導係など約80人が参加。営農指導員トレーナーの佐藤宏一さんが講師を務めました。
佐藤トレーナーはリンゴの木の年代ごとに生育を確認しながら、剪定を実演。枝の伸びや樹勢の見極めなどポイントや注意点を細かく指導しました。参加者は熱心に耳を傾け、勘所を学びました。