当ＪＡ福島地区は６日、営農指導員全体研修会を北信支店で開きました。農家組合員の営農技術向上や農業生産拡大に向け、営農指導に携わる職員全体のスキルアップを目指します。

　昨年度は同研修会で農薬に関する研修を実施。今回は肥料学と土壌分析についての研修を行い、営農指導や経済担当の職員ら約４０人が出席しました。

　同地区営農経済課の佐藤喜代治課長はあいさつで「営農指導員は農家と接する機会が多い。１つでも自分の強みとなる部分があるコミュニケーションを密に図ることができ、さらなる信頼感を得られる」と話しました。

　研修会では、ＪＡ全農福島の営農支援部森田雅之副審査役と肥料農薬部武田宗吾技術主管が講師を務めました。森田副審査役は「土壌分析項目と管内の現状・対策について」と題し、土壌の役割と診断方や土壌分析の項目、ＪＡ管内の土壌養分の現状と対策を話しました。

　武田主管は「肥料の基礎知識および土壌改良の実際」と題し、肥料肥効の違いや土壌改良の方法、施肥設計の例などを説明しました。