当JAモモ生産部会桑折支部は15・17日、モモの剪定講習会を桑折町のモモ園地で開きました。来年度以降も品質の良いモモを生産し、産地のブランド守ります。
講習会には2日間で部会員ら約140人が出席しました。今回、新規就農予定者15人も参加し、先輩農家へ自己紹介を行い、交流を図りました。大槻栄之部会長は「来年が正念場。災害続きだが、ふくしまのモモをしっかり未来に、若い世代につなげていきたい」と話しました。
講師は、JAが作物別営農技術員として委嘱する「農の達人」の蓬田幸夫さん。主力品種「あかつき」や有望品種「ふくあかり」、「さくら白桃」の剪定法を確認しました。
蓬田さんは剪定を実演しながら、各品種の特性や降霜被害を受けた地区の次年度に向けた管理方法などを説明。「小枝を多く残し樹勢を調整することで果実の成りを良くしよう」と呼び掛けました。
担当営農指導係である桑折営農センターの菅野亮一さんは「近年自然災害に苦しめられているが、講習会を通じて密に情報交換を行い、献上桃の郷の一員として誇りを持って次年度生産に繋げてほしい。また、気象変化がある中で有望品種の選定・導入を進め経営安定を目指したい。若手農家や新規就農者が増えるきっかけになると嬉しい」と話しました。