当JAと包括連携協定を結ぶ東京農業大学の学生は、管内の組合員農家の援農支援活動を行っています。同活動はJA共済の地域貢献活動の一環。コロナ禍で労働力不足にある農業者や関連産業の活性化に貢献すべく活動を展開。生産現場を実際に体験し、農家の生業を学びます。
受け入れ農家は、リンゴやあんぽ柿、長ネギ、ブロッコリーなど10戸。同大学食料環境経済学科の藤森裕美准教授のゼミ生41人が、1~4人の班に分かれ、各農家で農作業を支援します。
支援期間は1回目が14日から18日、2回目が22日から26日。両回とも最終日には農産物直売所で消費拡大に伴う販売促進活動を実施します。
福島市でリンゴを生産する樅山和一郎さんの園地では、学生2人を受け入れ。学生らはリンゴの収穫作業を実施ました。東京都出身の浅津みちさんはリンゴの収穫は初めての体験。「農大とはいえ、キャンパスに畑はなく学べることは限られている。今回たくさんの学びが得られるとてもいい機会だ」と期待。「思ったより力仕事が多く、どうやったら若い人が農業にきてくれるか考え、自分にできることをやっていきたい」と抱負を話しました。
受け入れ農家の樅山さんは「学生が来てくれるのは助かる。若い力にこれからを期待したい」と話しました。
その他、学生らはあんぽ柿の加工作業やブロッコリー、ネギの収穫、選別作業を支援します。