相双農林事務所は４日、南相馬市の小高生涯学習センター浮舟文化会館で、相双地方タマネギ振興セミナーを開きました。

同セミナーの開催は、生産者がコスト削減と省力化が期待される直播栽培の知識を習得し、栽培技術の向上を図ることが目的で、相馬地域のタマネギ栽培の振興と栽培面積拡大を目指します。

同事務所の担当者や当ＪＡ管内の生産者ら約３０人が参加した同日は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の室崇人氏が「東北地方におけるタマネギ直播栽培について」と題し講演した他、実際に直播栽培に取り組む飯崎生産組合の圃場で現地研修を行いました。

　ＪＡの担当者は「直播栽培は労力の軽減などのメリットが大きい。栽培面積の拡大に期待したい」と話しました。