当JAもも部会連絡協議会は1日、販売反省・検討会を開催。令和3年の管内産モモは、生育スピードが平年より早く、代表品種「あかつき」の共選開始は前年より1週間早い7月15日でした。果実肥大は適度な降雨により良好で大玉傾向。糖度はピーク時に平均13度と高糖度で推移し順調な出来栄えでした。
同会は、JA北信支店や全農東京事務所、各市場をつなぎリモートにより開催しました。県北農林事務所や全農福島、札幌・東京・大阪の主要取引市場、同協議会会員、JA役職員など33人が出席。3年産の生育経過・栽培反省、販売経過、次年度への対策、市場からの要望等を協議しました。
果樹研究所の調査によると、あかつきの開花始めは3月30日。3月中の開花は観測史上初です。平均果果重は中生品種あかつき、まどか両種で平年より大きく、糖度も両種ともに平年より高く推移しました。JAの現在の販売実績は、数量約8,400㌧、金額約53億円で前年度を上回ります。最終品種の実績が加わることでさらに上積みとなる見込みです。
数又清市組合長は「産地づくりには、栽培意欲の向上や新規就農者を増やす取り組みが重要になってくる。関係機関協力して取り組んでいきたい」と話しました。JAでは次年度対策として、温暖化の影響で生育ステージが早く進み、以前より1品種早く収穫を迎えている状況について、品種構成の再構成を注視します。