農林中央金庫は、震災後出荷制限が続く伊達地域特産の畑わさびの一日も早い出荷再開を願い、「地域復興プロジェクト支援」として、JAふくしま未来が取り組む試験栽培での資材購入費の一部として助成金をJAに贈呈。8月31日には、本店で、助成金贈呈式がを開かれました。
この取組は、農林中央金庫が、東日本大震災で甚大な被害を受けた農林水産業の復興を支援するために創設した「復興支援プログラム」に基づくもの。試験栽培にかかる苗や肥料などの資材購入費用の2015、16年度分で500万円を上限に助成されるものです。
JAでは、畑わさびの産地維持と出荷再開に向け、15年5月から生産者や行政、大学などの関係帰化と連携し、除染作業が進んでいる平地での新たな栽培技術の構築に取り組んでいます。贈呈式では、農林中央金庫福島支店の船本勝支店長が「特産の畑わさびの一日も早い出荷再開を願っている。出荷制限の続く他農産物の営農再開に向けたモデル事業となるよう期待している」と話し、菅野孝志組合長は「この支援を役立て、わさびの出荷再開に向けしっかりとした取組みを進めていく」とあいさつしました。