東日本大震災による東京電力第1原子力発電所事故後の農業復興を目指す当JA飯舘営農センター管内の飯舘村に4月に完成した、ライスセンターと自動ラック式低温倉庫が稼働を始めました。地域の米生産農家には待望の稼働となりました。
稼働した施設は総処理量1万6000俵(水稲作付面積200㌶)。もみの受け入れを円滑に行うため、除湿通風乾燥方式の50㌧角形貯留ビンを12基備え、最大600㌧のもみの貯留が可能です。
同センター管内では原子力発電所事故による避難指示解除後、約300㌶で営農が再開。うち水稲は2021年度、前年度より48㌶多い176㌶で作付けされました。22年度までに200㌶を越える水稲作付を目指します。
同センターの川井智洋センター長は「稼働した施設を最大に活かし、飯舘村の農業振興に全力で取り組んでいく」と意気込みました。