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先端技術普及 ブドウ根圏制御栽培で早期成園・省力化

2021.08.26

 福島県が進めるスマート農業社会実装推進事業の一環で、ブドウ栽培の現地検討会を26日、福島市松川町で開きました。土壌条件を最適に保ち栽培する根圏制御栽培により、早期成園、早期多収、品質の向上を図ります。同事業は、令和3年度から5年度の事業で、避難地域や中山間地域において、大規模化・省力化に寄与する新技術やICT等の迅速な普及を図ることを目的としています。

 同栽培を導入する福島市松川町の加藤義隆さんのブドウの圃場で検討会を開き、管内の栽培者や営農指導員ら10人が参加しました。検討会では、ブドウの根圏制御栽培とⅤ字型2段仕立て、養液管理システムの3つの導入技術を検討。加藤さんは同栽培法を10㌃導入し、シャインマスカット、巨峰、安芸クイーン、ナガノパープルの4品種で実証を進めていて、今年で3年目となります。県北農林事務所農業振興普及部の滝田雄基普及指導員が実証の環境測定や生育調査、経営状況調査などの結果を説明。生産者らは調査結果を熱心に聞いたり、圃場を見学したりと同技術導入の参考にしました。

 

  

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