当JA福島地区で早生リンゴ「サンつがる」「さんさ」の出荷が20日から始まりました。ピークは8月末頃の見込みで、同地区では令和3年度、主力品目「リンゴ」全体で2年度対比127%の25万5,300ケース(1ケース10㌔)を計画します。
つがるは主力品種「ふじ」「シナノスイート」に次いで多い品種。「サンつがる」は袋を被せず太陽の光を浴びさせる無袋栽培を指します。袋を被せる手間が省けるため、農作業の省力化を図れます。
19日、管内6ヵ所で収穫指導会を開催。西部共選場で開いた指導会では生産者39人が参加。北福島営農センター営農指導係の佐藤直弥さんが、販売情勢や栽培上の留意点、出荷規格基準について説明。今年度産は、4月の凍霜害で雌蕊、雄蕊のやけどが見られたが、「栽培者らが着果管理に努めたことで、ある程度良い形で生育している」と佐藤さんは話します。着色、糖度についても例年並みの仕上がりです。
閉会後、生産者らは実物のサンプルを見て、色付きや形などの規格を確認し、今後の収穫作業に生かします。