福島県立福島明成高校は18日、当JA施設を訪れました。食農文化を学び、ふくしまの元気を支えるための活動のヒントを探ります。見学に訪れたのは同高食品化学科の1、2年生6人。この夏休みから活動を始めました。社会と関わることで地域を盛り上げる糸口を見出し、高校生活3年間の集大成を打ち出します。
まず、今年6月に稼働を始めた花卉共選場を見学。園芸課の斎藤孝太郎係長が施設の概要や役割を説明。生徒らは農業の問題点を探すため、「品質チェックで規格外品になったものはどうするのか」、「お盆以外で花の需要があるのはいつか」など質問を投げかけました。斎藤係長は、少しでもロスを減らせるように、等級を細かく分けていること、季節に合わせて需要があり年間を通して出荷していることを話し、「花はいろいろな場面で活躍しているから、日々の生活でも注目してみてほしい」と呼び掛けました。
その後、北信支店で女性部と交流。郷土料理として、正月料理や葬式料理について女性部が説明。その他、昔と今の食べ物の違いなど互いに意見を出し合いながら交流を深めました。
今後生徒らは、今回の見学会を活かし、自分たち高校生にもできることを探し出し、地域の活性化につながる活動を展開していきます。