当JA福島地区の日本梨の代表品種「幸水」の出荷が14日から始まります。4月凍霜害を受け、8月いよいよ出荷を迎えました。凍霜害後も収穫に向け奮闘していた梨栽培者らは、1粒でも多く出荷できることを期待します。
11日から早熟果、14日から正常果が出荷開始で、本格的なスタートとなります。同地区では今年度、計画対比約6割の1,695㌧の出荷を見込みます。
10日、管内9カ所で幸水収穫指導会を開催。庭坂共選場で開いた指導会には栽培者24人が参加。永澤信弘同地区役員代表は「春先の霜害で大きな被害を受けたが、最後の1粒までしっかり収穫して出荷しよう」と呼び掛けました。
吾妻営農センター営農指導係の矢中竜平さんが、生育状況、栽培管理の留意点などを説明。県果樹研究所によると、果実肥大について、幸水は平年並み、豊水は平年よりやや大きい状況。一方管内では園地によってバラつきが見られるため、矢中さんは「それぞれの園地の状況を見て収穫作業にあたってほしい」と話しました。その後、果実共選場の取扱い要領や規格基準について説明。閉会後、サンプル品を用い、色や形、などを確認しました。