当JA管内でブドウのトップバッター「あづましずく」の出荷が4日から始まります。福島地区では令和3年度、ブドウの出荷数量を前年対比120%の165㌧と計画します。
あづましずくは福島県生まれのオリジナル品種。大粒で果皮色は黒。種がないことから幅広い世代から好まれる品種です。3年産は日照量が多く着色が良く、糖度、粒張りも順調な仕上がり。収穫のピークは11日頃迎え、盆前までに8割方の出荷を目指しています。
2日、福島南支店で収穫指導会を開催し、生産者ら約20人が出席。同地区ぶどう専門部会の伊藤隆志部会長は「梅雨前、水不足で潅水作業に苦労し、梅雨明け後は高温で日焼けの害が心配されたが、無事出荷を迎えられる。細かい部分をしっかり確認し販売していこう」とあいさつしました。
県北農林事務所の普及指導員が発芽から着色状況、果実成熟状況などの生育経過を説明。当JA営農指導員が出荷規格基準や搬入日程を説明しました。閉会後、生産者らは実物のサンプル品を見て、大きさや着色、糖度などを確認しました。
管内では今後、巨峰、高尾、ピオーネ、シャインマスカットと品種のリレーが続き、10月中旬頃まで出荷が続く見込みです。