当JAは、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)システムを活用した水稲の出荷契約書入力事務作業の効率化に取り組んでいます。
昨年9月に同システムの導入を決め、説明会や研修を経て今年1月から本格的に導入。使用するツールは世界一のシェアを誇る「オートメーション・エニウェア」。伝票作成や入力作業の自動化により、手入力に比べ削減率が86.6%と大幅な事務作業の効率化や利用者らの利便性向上を実現しました。
これまで農家から届く米の出荷契約書は、各営農センターで取りまとめ、職員が手書きの契約書を一枚一枚入力していて作業負担が非常に大きいものでした。
安達地区では今年度、管内の農家から受けた出荷契約書約2400件全てで同システムを活用、事務作業の大幅な削減を図りました。作業を担当した同地区営農経済課の稲場善裕係長は「入力作業の自動化で確認作業に時間を費やせる。今後、このシステムの活用で作業負担や入力ミスの軽減に期待したい」と話します。
JAでは各地区で秋の肥料農薬注文から同システムを本格導入する見込みです。