「献上桃の郷」で全国的にも有名な桑折町のモモ生産を支える当JAモモ生産部会はモモ園地の見廻り会を実施。主力品種「あかつき」の摘果状況などを確認し、献上桃の郷を守り・つなぐため高品質生産に励みます。同町は令和3年度福島県が皇室に贈る最高品質のモモ「献上桃」に選ばれ、28年連続の名誉となりました。
見廻り会は同部会桑折支部が14日、伊達崎支部が16日に実施。支部役員や同町内会の班員など、2日間で約85人が参加しました。桑折営農センターの菅野亮一営農指導係が基準樹を基に、摘果の目安等を説明。その後、参加者らは各班に分かれ管内のあかつき畑220ヶ所を巡回し、各園地の樹勢や摘果状況、病害虫の発生などを確認しました。巡回後、JA各支店で報告会を行い管内の状況を共有しました。
菅野指導係は「コロナ禍で生産者同士が集まる機会が減り、加えて凍霜害により生産意欲が低下している。それぞれの想いを共有できる場がなかったため、見廻り会を機に意見を出し合い生産意欲を高め、モモシーズン最後まで良い販売をしていきたい」と意気込みを語りました。