当JA伊達地区は主力品目である桃の栽培講習に力を入れています。経験年数5年以下の若手指導員を対象に、技術力向上を図ります。同地区は「献上桃の郷」で知られる、桃の栽培が盛んな地域。地域の特産品の生産拡大に向け取り組みを強化します。
同講習は今年度より始めた取り組みで、28日、3回目となる講習会を開きました。指導員8人が参加し予備摘果を学びました。指導員らは1人1本の樹を担当。12月の剪定から、その後摘蕾、摘花と、自身の作業を振り返りながら栽培管理にあたっています。
県北農林事務所伊達農業普及所の日下部翔平技師が生育経過や栽培管理について資料を基に説明。その後、同地区営農経済課の遠藤正崇営農指導員トレーナーが予備摘果を実演しながら指導しました。遠藤トレーナーは凍霜害の被害程度に応じた摘果の注意点やせん孔細菌病対策、農家指導のポイント等を分かりやすく指導。「若手指導員にどんどん力をつけてもらい、地域の特産である桃栽培をさらに盛り上げていきたい」と話します。