東日本大震災による東京電力原子力発電所事故以前に「飯舘牛」として名声を広げていた当JA飯舘総合支店管内に和牛改良組合飯舘支部が設立され、23日設立総会が開かれました。
同組織は飯舘牛復活に向けて、ブランド確立のための礎となる事が期待されます。
同支店管内では原発事故による全村避難後、多くの和牛繁殖農家が繁殖素牛を手放すことを余儀なくされましたが、4年前に避難指示が解除された事を受け、現在は10戸の繁殖農家が帰村し営農を再開。423頭の和牛繁殖牛を飼育しています。
総会には飯舘村の杉岡誠村長やJA飯舘総合支店の髙橋祐一支店長ら関係者17人が出席。
髙橋支店長が「畜産の村として今後も行政と連携を図りながら、畜産経営の再開や振興の支援を強化していく」とあいさつ。全4提案事項が承認され、支部長に佐藤一郎さんが就任しました。