東日本大震災による原子力発電所事故後の農業復興を目指す当JA飯舘営農センター管内にライスセンターと自動ラック式低温倉庫が完成し、15日に引渡式を行いました。自動ラック式低温倉庫の設置はJA管内で初めてです。
同センター管内では令和3年度、昨年度より48ha多い176haで水稲が作付けされる見込みで、地域の生産者らにとっては復興を加速させる待望の完成となりました。
同施設は延床面積2,941㎡、鉄骨造2階建で、総処理量16,000俵(水稲作付面積200ha)。籾の受け入れを円滑に行うため、除湿通風乾燥方式の50t角形貯留ビンを12基備え、最大600tの籾の貯留が可能となります。
引渡式には飯舘村の杉岡誠村長や当JA数又清市組合長など関係者約20人が出席。数又組合長が「完成した施設が地域の拠り所となり、飯舘の営農再開や農業活性化に貢献できるよう努力していきたい」と意気込みを語りました。