当JA管内でモモの摘蕾作業が始まりました。今年度の発芽は、3月21日で平年より3日ほど早い予測で前進傾向となっています。気温が高い日が続くとさらに、7日ほど早い発芽となる見込みです。
摘蕾は、貯蓄養分の浪費を防ぎ、残った花の結実力を高めることが目的。花粉のある品種では、花芽の70%ほどを除去する目安で摘蕾します。摘蕾は発芽前までに終了できるよう実施し、終わらない場合は開花期まで行います。作業が遅れると花蕾が撮りにくくなり葉芽を傷めやすくなるため注意が必要です。
8日には、伊達市梁川町で摘蕾の指導会を開き、栽培者13人が参加。県北農林事務所伊達農業普及所の田中豪技師がモモの生育状況や、摘蕾作業の説明、防除について指導しました。田中技師は「樹勢をみて摘蕾の程度を判断しよう。また、生育が前進傾向にあるため、防除が遅れないように注意が必要」と呼び掛けました。