当JA福島地区は8日、「剪定枝焼却処理に関する要請書」を福島市へ提出しました。果樹王国ふくしまの農産物の中でもモモ・ナシ・リンゴは、同地区の根幹をなすものです。しかし今般、野焼き禁止の文書により、果樹栽培農家にとって支障をきたす状況となっています。
近年、モモのせん孔細菌病、ナシの黒星病と重要病害が多発し生産量を大きく減少させている事態となっていて、農作業としての焼却処理が禁止となると果樹産地の維持が困難となります。病害虫防除対策を考える上でも剪定枝の償却はなくてはならない農作業であるため、今回当JAは福島市に対して「農作業の一環である剪定枝焼却処理の例外適用」を要請しました。
当JAとしても周辺住民への生活環境被害についても考慮し、火災発生の恐れがある焼却方法を実施しないなど栽培指導を徹底します。