当JAは、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)システムを本格稼働させました。ロボットが事務処理を自動的に行い、大幅な事務作業の効率化、利用者等の利便性向上を実現します。
昨年9月に導入を決め、説明会や研修を開催。1月、本格稼働に乗り出しました。
使用するツールは世界一のシェアを誇る「Automation Anywhere」。当JAが全国に先駆けて導入したもので、パソコンでの入力作業や伝票作成などを自動化する技術。手書きの注文書などを光学式文字読み取り装置(OCR)で読み取り、データ化します。
これまで、農家から届く農薬や肥料などの注文は各店舗がとりまとめ、職員が手書きの注文書を1枚1枚入力していて、作業負担が非常に大きいものでした。JA電算センターによる検証では、月当たり73%の業務量削減効果があるとの結果が出ていて、期待が高いです。
28日、JA福島地区飯坂営農センターで稼働を開始。同地区では初めての稼働となります。同センターの今野祐樹職員は、注文書をスキャンし、データを確認する作業を行いました。今野職員は「業務量や入力ミスなどが減らせる。」と話しました。
今後各地区の営農センターや物流センターで順次稼働を進めていきます。JAの須田淳一企画部長は「業務効率化と事業伸長に活用していく。また、他の業務にも導入を進める」と意気込みました。